立山ケーブルカー に乗車し、10:27、立山駅 に到着しました。繰り返しになりますが、黒部ケーブルカー、立山ロープウェイ、立山トンネルトロリーバス でいずれも 臨時便 に乗車できた結果、予定より40分も早く 立山駅 に到着してしまいました。
次は、富山地方鉄道 立山線 に乗り換えるのですが、11:39発 の 普通 電鉄富山行き に乗車する予定ですので、それまで時間があります。ここまで駆け足でやってきましたし、ちょっと一息つこうかとも思いますが、その前に 富山地方鉄道 の切符を買っておこうと思い、その窓口へ向かいました。
窓口で切符を買おうとしていると、改札口の向こう側のホームに、かつて 西武鉄道 で レッドアロー号 として活躍していた車両が入線してきたではないですか! この列車は、宇奈月温泉駅 9:00発 → 立山駅 10:28着 の 「アルペン特急4号」 で、10:37発 の 普通 電鉄富山行き になって折り返すようです。うっかりしていましたが、40分も早くこの 立山駅 に到着したおかげで、予定よりも1本前の 10:37発 に間に合ってしまったのでした。
レッドアロー号 は、私が子供のころ、西武鉄道 の 特急列車 として活躍した車両で、引退後、その一部がこの 富山地方鉄道 へやってきて第二の人生を送っているのです。(※)
(※) ただし、Wikipedia によると、台車や主要機器は、西武鉄道 の他の車両に転用されたため、富山地方鉄道 にやってきたのは車体のみとのこと。
残念ながら、私は、この レッドアロー号 が 西武鉄道 で活躍していた時代には、乗ったことがありませんでした。それだけに、ここで レッドアロー号 がやってきたのは何かの縁なのかもしれません。私はまだこの 立山駅 に到着したばかりで、外に出て駅舎の写真も撮っていません。ですが、もはやそんなことはどうでもよく、ここはこのご縁に感謝し、目の前の レッドアロー号 に乗車することにしたいと思います。
なお、富山地方鉄道 には、
本線 電鉄富山−宇奈月温泉 間 (53.3km)
立山線 寺田−立山 間 (24.2km)
不二越線 稲荷町−南富山 間 (3.3km)
上滝線 南富山−岩峅寺 間 (12.4km)
の4本の路線があり、さらに 富山市内軌道線 と呼ばれる 7.3km の 路面電車 があります。それらの距離を合計すると、なんと100kmの大台を超え、100.5km にもなります。中小私鉄 と言っても、あなどることはできません。
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