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南海電鉄 乗りつぶし (1日目)(2013年8月15日)(11)
(高野線、鋼索線、泉北高速鉄道、南海本線、高師浜線、水間鉄道、空港線、多奈川線)
〜南海本線(3)、空港線〜

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 水間鉄道水間観音駅 から、貝塚駅 へ引き返しました。

 水間観音 13:37 → 水間鉄道 貝塚行き → 貝塚 13:52

 あらためて 南海電鉄 南海本線 に乗車し、南下していくことにします。


南海電鉄 南海本線 普通 和歌山市行き 貝塚駅 14:01発

 車両は、またしても 7100系4両 です。南海本線普通 に乗車するのはこれで3回目ですが、3回とも 7100系 ということになりました。Wikipedia によると、この 7100系 が製造されたのは、1969年 から 1973年 にかけてのことだそうです。私が1969年生まれなので、ちょうど同世代ということになります。頼もしいですね。いずれは引退する時がくるのだとは思いますが、まだまだがんばってほしいものです。
 この列車は 和歌山市行き ですので、終点まで乗っていけば 南海本線 を乗りつぶすことができます。ですが、先に 空港線 に乗ってしまおうと思いますので、この列車には 泉佐野駅 まで乗車し、そこで乗り換えることにします。南海 のダイヤをよくご存じの方であれば、

 「それなら、1本後の 14:13発 の 空港急行 に乗ればいいのに」

 と思われることでしょう。たしかに、空港急行泉佐野駅 から 空港線 に乗り入れていくわけですから、それに乗車すれば 泉佐野駅 で乗り換える必要はありません。それは私も分かってはいますが、何せこの暑さです。たとえ10分ちょっとではあっても、ホームで列車を待つのは暑くて耐えられません。先に来た列車に条件反射的に乗車した、というのが正直なところです。


14:02 貝塚−二色浜 間

 貝塚駅 を発車すると、少しして 高架 になりました。ですが、時間にして1分、距離にしたら1kmあったでしょうか、あっという間にまた 地上 へ降りてしまいました。この 南海本線 では、貝塚駅 までの間にも何度も 高架 になったり、地上 へ降りたりしてきましたが、ここの 高架 が一番短かったのではないかと思います。


14:04 二色浜−鶴原 間

この写真の少し先で、貝塚市 を出て 泉佐野市 に入りました。

鶴原駅 14:05発

14:05 鶴原−井原里 間

 すみません、この写真では小さくて読みづらいかとは思いますが、中央に写っている 団地 の屋上に 「東京製綱」 という文字が見えます。東京製綱 という企業の社宅か何かなのでしょうか? 「東京」 なんて出てきたのでちょっと驚いてしまいましたが、もちろんここは 大阪 です。あとで調べてみたのですが、この 東京製綱 という企業は、例えば、クレーンだとかエレベーターなどの ワイヤーロープ や、橋梁用のケーブル などを製造している会社なのだそうです。索道(ロープウェイ)ワイヤーロープ もそうですし、私の地元の方では、横浜ベイブリッジ鶴見つばさ橋 で使用されている ケーブル もこの会社のものとのこと。いつの間にか、気がつかないところでお世話になっていたんですね。一つ、新しい発見をしました。


14:07 井原里−泉佐野 間

 泉佐野駅 が近づくと、また 高架 になりました。
 そのまま、泉佐野駅 に到着です。


泉佐野駅 14:09着

 泉佐野駅 に到着しました。
 ここで、空港線 に乗り換えます。空港線 は、泉佐野−関西空港 間 8.8km の路線です。言うまでもなく、JR西日本 関西空港線 と並んで、関西国際空港 への重要なアクセス路線です。


泉佐野駅 駅名標

 この写真では小さくてすみませんが、左側の隣の駅に、りんくうタウン駅羽倉崎駅 が記されています。りんくうタウン駅空港線 で、羽倉崎駅 の方が 南海本線 です。


南海電鉄 空港線 空港急行 関西空港行き 泉佐野駅 14:18発

 車両はまたもや 7100系 で、今度は 6両 です。
 繰り返しになりますが、もし 貝塚駅 でこの列車に乗車していたら、この駅で乗り換える必要はありませんでした。

 14:18泉佐野駅 を発車しました。
 さすがは 空港 へ向かう列車で、大きな荷物を持った人や、一目で外国の人と分かる人たちも乗っています。


14:19 泉佐野−りんくうタウン 間

 あの背の高いビルは、りんくうタウン駅 の目の前の りんくうゲートタワービル です。とても目立ちますが、それもそのはずで高さは 256.1m もあり、

 あべのハルカス 300.0m
 横浜ランドマークタワー 296.33m

 に続いて 国内第3位 なのだそうです。(ただし、あべのハルカス はまだ完成前なので、それを除くと現時点では2位です。)


14:19 泉佐野−りんくうタウン 間

 進行方向左側、南海本線 の線路が分かれていきます。こちら(空港線 下り線)は、南海本線 の線路を大きくまたぎ越し、南西から北西へと向きを変えていきます。


14:20 泉佐野−りんくうタウン 間

 JR関西空港線高架線 が合流してきました。
 こちら(空港線 下り線)は、あちらの下をくぐってまわりこみます。


14:20 泉佐野−りんくうタウン 間

 南海空港線下り線上り線 の間に、JR関西空港線 の上下線が割り込む形になりました。奥に列車が写っていますが、あれは 南海空港線上り列車 です。こちらとあの列車の間に写っている線路が、JR関西空港線 です。この 複々線 のまま、りんくうタウン駅 に到着です。


りんくうタウン駅 14:21発

 この りんくうタウン駅 のホームは 2面4線 ですが、外側の2線を 南海空港線、内側の2線を JR関西空港線 が使用しています。大雑把ではありますが、図で書くとこんな↓↓感じです。

------------------------------------
     【りんくうタウン駅 概略図】

 →→→ 1番線 南海 空港線 上り →→→
     ――――――――――――
    |      ホーム      |
     ――――――――――――
 →→→ 2番線 JR 関西空港線 上り →→
 ←←← 3番線 JR 関西空港線 下り ←←
     ――――――――――――
    |      ホーム      |
     ――――――――――――
 ←←← 4番線 南海 空港線 下り ←←←
------------------------------------

 つまり、1つの 島式ホーム南海JR が仲良く使っているわけで、なかなか面白い駅です。
 写真はありませんが、りんくうタウン駅 を発車すると、こちら(南海) と JR の線路が合流しました。ここから先は、南海JR も同じ線路の上を走ります。


14:21 りんくうタウン駅 発車直後

 進行方向左側 は 関西空港自動車道 なんですが、それに北側からやってきた 阪神高速4号湾岸線 が合流するところです。立体的で、なかなか面白い構図ではないでしょうか。


14:22 りんくうタウン−関西空港 間

いよいよ、海上 へ飛び出していきます。

14:23 りんくうタウン−関西空港 間

 関西国際空港連絡橋(スカイゲートブリッジR) を渡っています。この橋は、上が 道路 で下が 鉄道2層構造 になっています。瀬戸大橋 でもそうですが、残念ながら 鉄道 の方が下です。ちなみに、長さは 3,750m あるそうです。
 前方から、JR関空快速 がやってきました。南海 に乗っているはずなのに、JR の列車とすれ違うわけです。なんだか不思議な感じがします。繰り返しになりますが、りんくうタウン−関西空港 間 では線路を共用しているので、こういうことがおこります。
 ちなみに、私は JR関西空港線 には、12年前に一度乗っています。つまり、りんくうタウン−関西空港 間 (今、この列車が走っている線路の上)は、その時にも乗っているわけです。ただし、その時は、JR関西空港駅 まで行って、JR で折り返しました。今朝、難波駅 から 高野線 に乗車するところで、私は、

 「私はまだ、南海電鉄 には1mmたりとも乗ったことがありません。」

 と書きました。((1)を参照) 正確にいえば、これは間違いなのでしょうか? それとも正しいのでしょうか? 実は、自分でもよく分からないのです。まあ、今度こそ、南海 の列車に乗ってやってきたわけですから、もうどうでもいいことなのですが。


14:24 りんくうタウン−関西空港 間

 2層構造下層 を走っているので、どうしても視界が妨げられてしまいます。ですが、天気もよいですし、 の上を走るのはなかなか気持ちがよいものです。左前方に、空港島 が見えてきました。


14:25 りんくうタウン−関西空港 間

空港島 に上陸しました。

14:26 りんくうタウン−関西空港 間

まもなく、終点の 関西空港駅 に到着します。

関西空港駅 14:27着

 終点の 関西空港駅 に到着しました。これで、南海電鉄 空港線 を乗りつぶしました。
 この駅では、南海JR とでホームが異なっています。この写真で左に写っているのが、JR のホームです。12年前に、JR関西空港線 でこの駅にやってきたときには、あちらのホームを利用したわけです。


関西空港駅 に停車中の 特急「ラピートβ50号」

 隣のホームには、14:35発特急「ラピートβ50号」 が停車していました。「ラピート」 は、難波駅関西空港駅 を結ぶ 特急列車 です。とても斬新なデザインの車両が特徴です。できればこの 「ラピート」 にも乗ってみたいところではありますが、時間の都合で今回は乗れません。また次の機会の楽しみにしたいと思います。


関西空港駅 駅名標 (南海のホーム)

南海電鉄 関西空港駅 改札口

 写真はありませんが、JR改札口 は、このすぐ隣にあります。


関西国際空港

 どうやら、国内線 を利用するならまっすぐ正面へ、国際線 なら左右のどちらかへ行けばよいようです。とは言うものの、もちろん 飛行機 に乗りに来たのではありません。空港 に用事はありませんので、とっとと折り返すことにしたいと思います。この 空港 を訪れたのは12年ぶりで2回目ですが、いつの日か、飛行機 を利用するためにやってくるときはあるのでしょうか?



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