まあ、天気がイマイチな日に乗って、「天気が良ければ本当はこんななんですよ」 なんて話をしても仕方ないのですが・・。天気が良かろうが悪かろうが、旅は一期一会であることに変わりはありません。
(1)でも少し触れましたが、水戸線 と 筑波山 と言えば 急行「つくばね」 のことを思い出します。「つくばね」 は、私が子供のころ 上野−勝田 間 を 東北本線、水戸線経由 で運行されていた 急行列車 です。1980年8月 の 日本交通公社 の 時刻表 が手元にあるのですが、それによると、当時の 「つくばね」 のダイヤは以下のようになっています。なお、急行 なのは 上野−結城 間 (赤字の部分)で、結城−勝田 間 は 普通列車 でした。
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● 急行「つくばね」の時刻表(1980年8月)
【下り】
上野 1636
赤羽 1647
大宮 1702
久喜 1717
古河 1729
間々田 1738
結城(着) 1750
結城(発) 1753
川島 1758
下館(着) 1804
下館(発) 1805
新治 1811
岩瀬 1818
羽黒 1822
福原 1828
稲田 1832
笠間 1836
宍戸 1842
友部 1845
内原 1850
赤塚 1856
水戸(着) 1902
水戸(発) 1903
勝田 1909
【上り】
勝田 715
水戸(着) 723
水戸(発) 732
赤塚 739
内原 745
友部 750
宍戸 753
笠間 759
稲田 803
福原 807
羽黒 814
岩瀬 819
新治 827
下館(着) 833
下館(発) 835
川島 842
結城(着) 846
結城(発) 853
間々田 908
古河 916
久喜 928
大宮 943
赤羽 957
上野 1009
(*) 赤字が急行の区間、黒字は普通列車
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これを見ると、どちらかというと、水戸線沿線の人たちが午前中に 上り で東京へ出かけて行って、夕方 下り で帰ってくるのを想定したダイヤになっていたと言えると思います。「つくばね」 は、東北本線 と 水戸線 の間を結ぶ 短絡線 ((1)を参照) を経由していましたが、小山駅 を通らないため、その代わりなのか 間々田駅 に停車するようになっていました。当時はまだ 東北新幹線 がなかった時代ですから、東北本線 には 急行列車 が多数運行されていましたが、間々田駅 に停車するのはこの 「つくばね」 だけでした。
そんな 「つくばね」 ですが、「写真を1枚くらい撮っていなかったかなあ」 と探してみたところ、1枚だけありましたので載せておきたいと思います。
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