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晴れ時々 八高線、曇り時々 両毛線 (2013年6月22日)(6)
〜両毛線(1)〜

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 八高線 に乗車し、高崎駅 にやってきました。
 繰り返しになりますが、今日は 横浜駅 から 新子安駅 までの 150円 の切符で、いわゆる 一筆書き大回り の旅を楽しんでいます。もし 八高線倉賀野駅 で下車していたなら 高崎線 で戻ることも可能でしたが、高崎駅 まで乗ってきてしまった以上、もう選択肢は1つしかありません。そうです、次は 両毛線 に乗るしかないのです。急ぐわけでもないので、何時の列車に乗るのか決めてはいません。ですが、八高線 のホームで乗ってきた列車の写真を撮っていると、目の前を方向幕に 「小山」 と表示した 115系 が通過していくではないですか。あの列車は、10:06発小山行き に違いありません。両毛線 には、115系 の他にも 107系211系 が使用されています(*)が、どうせなら 115系 の列車に乗りたいと考えていました。

 (*) 途中、前橋駅 までなら E231系、E233系、185系(特急「あかぎ」) も乗り入れているようです。

 私事で恐縮ですが、私は 埼玉県 の出身で、高校生のときは毎日のように 東北本線115系 に乗って通学していました。それだけに、115系 は私にとって思い出深い車両なのです。嬉々として、その 10:06発 小山行き が発車する 6番線 に移動しました。


JR東日本 両毛線 小山行き 高崎駅 10:06発

 わーい! 115系 です!

 先頭から

 クモハ115 1033
 モハ114 1044
 サハ115 1007
 クハ115 1034

 の 4両 です。同じ 115系 でもいわゆる 1000番台 ですが、私が高校生のころの 東北本線 では、1000番台 の他にもまだ 0番台300番台 もたくさん活躍していました。さすがに 両毛線 でも、もう 0番台300番台 はいないようですが、それを言うのは贅沢というものでしょう。


車内
(この写真は小山駅到着後に撮影しました)

 この雰囲気が懐かしいです。
 最近の軽いノリの電車とは違い、重厚感があります。


ボックスシート
(この写真は小山駅到着後に撮影しました)

 窓側に小さなテーブルがありますが、昔、ウトウトして額をこのテーブルにぶつけたことがあります。もちろん痛かったです。


半自動式のドア
(この写真は小山駅到着後に撮影しました)

 115系 のドアは、半自動式 に対応しています。そのため、ドアに 取っ手 が付いています。取っての部分は戸袋に収納されないので、その分ドアが開く幅が狭くなってしまいます。最近の電車なら取っての代わりに開閉ボタンが付くのですが、いかにも昔の電車らしいところがいいですね。
 115系 は、例えば、新潟長野、あるいは 広島 など、他の地方でもまだ活躍していますが、車体がその地方独自の塗装で塗りかえられたり、車内の座席などが大幅にリニューアルされたりしたものも多いようです。その点、この 115系 は、座席のモケットは張り替えられているとは思いますが、あとはかなりオリジナルに近いのではないでしょうか。そういう意味では、貴重な存在のような気がします。あと何回ぐらい乗れるかわかりませんが、あとで後悔しても仕方ありませんので、できるだけ機会を見つけて乗っておきたいと思います。

 懐かしくて車内をキョロキョロしてしまいますが、そうしているうちに、10:06高崎駅 を発車しました。


10:08 高崎−高崎問屋町 間

 側線に 211系 がいます。
 写真を拡大して確認したところ C7編成 のようですが、すでに運用を離脱して疎開しているのでしょうか? E233系 が投入されることによって、211系 も活躍の場が減ってきています。


高崎問屋町駅 10:10発

 昔はこの駅はなかったのですが、2004年に開業しました。
 なお、細かいことを言うと、途中の 新前橋駅 までは 上越線 で、その先が 両毛線 です。


10:11 高崎問屋町−井野 間

八高線 に乗っていた時よりも、雲が多くなってきたでしょうか。


井野駅 10:13発

こちらは 4両 ですが、ホームの長さには余裕があるようです。


10:14 井野−新前橋 間

10:16 新前橋駅 到着直前

 高崎車両センター のそばを通過しています。
 仲間の車両たちが停車しています。


新前橋駅 10:18発

 この駅から、両毛線 に入ります。
 両毛線 は、東北本線 に接続する 小山駅起点 ということになっています。よって、本来であれば、小山駅 から 新前橋駅 へ向かう列車が 下り で、その逆が 上り ということになるはずです。ですが、上越線 との絡みの問題なのか、この 新前橋駅 から 小山駅 へ向かう列車が 下り で、その逆が 上り と案内されており、私の手元にある市販の時刻表でも、そのように扱われています。


10:19 新前橋−前橋 間

 上越線 と分かれ、こちらは 高架 へと上っていきます。
 高崎−新前橋 間 は、上越線 に編入されてはいますが、開業したのはこちらの方が先で、

 1884年(明治17年) → 日本鉄道 高崎−前橋(*) 間 が開業
 1921年(大正10年) → 鉄道省 上越南線 高崎−渋川 間 が開業

 (*) 利根川西岸の旧駅

 ということになっています。


10:19 新前橋−前橋 間

 利根川 を渡っています。
 目の前の山は 赤城山 ですが、建物がじゃまをして写真を撮るのもなかなか大変です。ちなみに、左側の背の高い建物は 群馬県庁 です。赤城山 に苦戦しているうちに、前橋駅 に到着しました。


前橋駅 10:21着 10:24発

 さすがは県庁所在地だからなのか、立派な 高架駅 です。
 前回、両毛線 に乗ったのは2011年9月のことでしたが、そのときは、この駅で降りて 中央前橋駅 から 上毛電気鉄道 に乗りました。今日は、このまま乗っていくことにします。


10:25 前橋−前橋大島 間

さきほどよりも、赤城山 がよく見えました。


前橋大島駅 10:28発

 この駅は、1999年(平成11年) に開業しました。
 両毛線 の中では、一番新しい駅です。


10:30 前橋大島−駒形 間

 上り 高崎行き とのすれ違いです。両毛線 はほとんど 単線 ですが、前橋−駒形 間複線 になっています。


10:30 前橋大島−駒形 間

駒形駅 10:32発

 「この駅って、こんなに立派だったっけ?」

 と思ったのですが、2011年に 橋上化 されたばかりなんですね。



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