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お金がない日は相模線 (2013年5月18日,26日)(2)

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 引き続き、橋本駅 11:38発茅ヶ崎行き に乗車しています。

 11:53下溝駅 を発車しました。


11:54 下溝−相武台下 間

相武台下駅 11:56発

 この↑↑写真は、相武台下駅 に停車中に進行方向右側(西側)を撮影したものです。
 駅前の一等地だというのに、農地 が広がっています。ですが、その反対に駅の東側は 住宅地 になっており、駅を挟んで東西でずいぶんと違いがあります。このあたりだけのことではないかもしれませんが、都会と田舎がちょっとずつ同居しているのが、相模線 なのかもしれません。


11:58 相武台下−入谷 間

 オレンジ色の花がたくさん咲いています。
 意図して育てているものでしょうか、それとも休耕地にいつの間にか咲くようになったものでしょうか?


11:58 入谷駅 に到着します

 入谷駅 というと、私の場合は、東京メトロ 日比谷線 の方を思い浮かべてしまいます。ですが、開業したのはそれぞれ、

 相模線 入谷駅  → 1935年(昭和10年)
 日比谷線 入谷駅 → 1961年(昭和36年)

 ということで、相模線入谷駅 の方が大先輩なわけです。
 もし、相模線入谷駅 から、日比谷線入谷駅 まで、毎日、通勤している人がいたら面白いですね。


12:00 入谷−海老名 間

12:01 入谷−海老名 間

 進行方向左側から 相模鉄道 厚木線 の線路が近づいてきました。
 鉄道ファンの方や地元の方であれば説明は必要ないかと思いますが、簡単に触れておきたいと思います。
 相模鉄道 厚木線 は、相模鉄道 本線かしわ台駅海老名駅 の間にある 相模国分信号所厚木駅(厚木操車場) を結んでいる 貨物線 です。
 貨物線 といっても、あなどることはできません。実は、1926年(大正15年)神中鉄道厚木−二俣川 間 が開業したときからの由緒ある路線なのです。現在の 相模鉄道 本線 は、海老名駅 に乗り入れていますが、それは 1941年(昭和16年) からのことで、つまり、この 厚木線 の方が、相模鉄道 にとっては、いわば “本家” みたいなものなのです。
 さらに言えば、今私が乗車している 相模線 こそが、相模鉄道“総本家” とでも言うべきでしょう。というのも、相模線 が最初に開業したとき(1921年)は、この路線こそが 相模鉄道 でした。その後、厚木 から 横浜方面 へ路線を伸ばしていた 神中鉄道 を吸収合併し、さらに戦時中に、もとの 相模鉄道 だった路線(つまり、現在の相模線)だけが 国有化 され、現在の形になったわけです。総本家だった方が養子に出され、養子をもらった分家の方が本家になってしまった、といった感じでしょうか。


12:02 海老名駅 に到着します

左側の線路は、先ほど近づいてきた 相模鉄道 厚木線 です。

海老名駅 12:06発

 海老名駅 では、4分ほど停車しました。
 こちらが到着したあと、隣のホームから 12:02発橋本行き が発車していきました。


海老名駅停車中に小田急・相鉄の海老名駅方向をのぞむ

 海老名駅 は、小田急電鉄相模鉄道 との乗り換え駅ですが 100m以上 離れています。乗り換えるのはちょっと大変ですが、1987年(昭和62年)相模線 にも 海老名駅 ができるまでは、その乗り換えさえできなかったわけですから、便利になったのだと思います。(小田急とは、1つ隣の厚木駅でも乗り換えできます)


12:07 海老名−厚木 間

左側の 相模鉄道 厚木線 の線路と並走しています。


12:08 海老名−厚木 間

 厚木駅 のホームが見えてきました。
 左側は、相模鉄道厚木駅(厚木操車場) で、相模鉄道 の車両が留置されています。手前に 新7000系 が2両、その奥に 7000系 が4両いました。厚木駅 の停車中に一番奥の車両の車番が確認できましたが、7512 でした。


厚木駅 12:08発

 有名な話ですが、厚木駅 と言っても駅があるのは 海老名市 です。ここ から 厚木市 へ向かうには、相模川 を渡らなければなりません。
 厚木駅 が最初にできたのは 1926年(大正15年) のことですが、5月12日に 神中鉄道 が、続いて7月15日に 相模鉄道(現在の相模線) が開業しています。Wikipedia にも書いてあることですが、当時は 海老名 は寒村だったので、隣のよく知られていた 厚木 の名前を駅名にしたと言われています。
 また、当時、神中鉄道 の株主には、厚木 の人たちも結構いたようです。その厚木の出資者に配慮した、というのもあったかもしれませんね。


12:09 厚木−社家 間

 今はありませんが、かつて 小田急相模線 を結ぶ 短絡線 がありました。その 短絡線 とは、このあたりで合流していたのだと思います。進行方向左側から、その 短絡線 が近づいてきたわけです。
 もし可能なら地図をご参照いただければと思いますが、厚木駅 の東側、小田急 の線路の南側に フェルキー厚木 というマンションがあります。このマンションの敷地は、もろに 短絡線 の跡地で、そこから南下して、この写真のあたりで 相模線 と合流していたわけです。こうしてみると、相模線 にもいろいろと歴史があるんですね。


12:10 厚木−社家 間

社家駅 12:12発

ドアの開閉ボタン(車内)

 言うとのを忘れていましたが、相模線 では、ドアの開け閉めは、半自動式 になっています。つまり、乗る人、降りる人が、ドア付近に設置されている ボタン を押してドアを開けます。また、車内からは、「閉」ボタン でドアを閉めることもできます。
 ただし、乗りなれていない人だと、それがわからない場合もあるようです。実際、私が乗車している列車でも、駅で乗車しようとした人が、ドアが自動で開かないので、慌てて隣のドアに移動するのを見かけました。


12:14 社家−門沢橋 間

前のページでも書きましたが、相模線単線 です。

12:14 門沢橋駅 に到着します


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