【ぶらり小さな旅】 京王電鉄 (前編 高尾線と高尾登山電鉄 編) (2007年9月15日) (1/6) |
はじめに・・ いつも旅行というと、何日も前から時刻表と格闘し、きっちり予定をたてて出かけていきます。そんなにきっちり、決められたとおりに行動するのではつまらないのではないか、と思う人もいらっしゃるかもしれません。 しかしそこには、『時刻表の面白さ』があり、また、各々の列車が時刻表どうりに走ってくれることにより、その面白さは何倍にもなります。 よって、どうしても近くよりは遠くへ、距離の短い私鉄などよりもJRへ、という志向になってしまいます。 しかし、『日本中の鉄道を乗りつぶす』ことを目標としている以上、さすがにそんなことばかりも言っていられません。近かろうが、短かろうが、乗らないわけにはいかないのです。 しかしながら、そこに面白さを見出すには、やはり鉄道ファンとしての成熟度、あるいは完成度、が求められるように感じます。その点、私なんぞ、まだまだ修行が足りないようです。 というわけで、今回から『ぶらり小さな旅』と題して、比較的近くて、かつまだ乗っていない路線にスポットをあて、その名のとおり、ぶらりと出かけて、ぶらりと乗って、ぶらりと降りて、そんな小さな旅をしてみようと思います。 |
第1回目は、「京王電鉄」です・・ 前置きが長くなりましたが、今回は「京王電鉄」に乗ります。参考までに、昨日時点での京王電鉄の各線の乗りつぶし状況をまとめると、以下の表のようになります。 |
線名 | 区間 | 営業キロ | 乗車※1 | 備考 | |
1. | 京王線 | 新宿−京王八王子 | 37.9km | △ | 聖蹟桜ヶ丘−京王八王子 間が未乗 |
2. | 京王新線 | 新線新宿−笹塚 | (3.6km) | ○ | ※2 |
3. | 相模原線 | 調布−橋本 | 22.6km | ○ | |
4. | 競馬場線 | 東府中−府中競馬正門前 | 0.9km | × | |
5. | 動物園線 | 高幡不動−多摩動物公園 | 2.0km | × | |
6. | 高尾線 | 北野−高尾山口 | 8.6km | × | |
7. | 井の頭線 | 吉祥寺−渋谷 | 12.7km | ○ |
※1 ○は完乗、△は一部未乗、×は未乗 |
※2 複々線扱いのため、総営業キロには含まない |
まず、「高尾線」に目をつけました。この路線は、終点が「高尾山口」駅なのですが、その近くから「高尾登山電鉄」という会社がケーブルカーを運行しています。 どこまで鉄道の範囲に入れるかは、議論の分かれるところではありますが、高尾山口までいって、このケーブルカーに乗らないっていうのも、後で後悔するような気がするので乗っておこうと思います。 しかも、この「高尾登山電鉄」が愉快なのは、ケーブルカーを運行しているだけではなく、それとほぼ平行するように、リフト(「エコーリフト」と呼んでいます)を運行している点です。ちゃんと、交通新聞社発行の全国版JR時刻表(大判)にも、後ろの方の会社線のページに掲載されています。 どこまで鉄道の範囲に入れるか、ますます怪しくなってきますが、これも面白そうなので、ぜひ乗っておきたいと思います。 なんだか、「京王電鉄」よりも「高尾登山鉄道」の方がメインになってしまいそうですが、とりあえず2日間に分け、今日は前編として、「高尾線と高尾登山鉄道 編」、明日は「(残りの)乗りつぶし 編」とすることにしました。 |
さて出発です・・ ますます前置きが長くなってしまいましたが、2007年9月15日(土)、午前中に横浜市内で野暮用を済ました後、新宿駅へ向かいました。 |
新宿駅 京王線 準特急 高尾山口行き 11:10発 京王電鉄のターミナルと言えば、やはり「新宿」駅ですね。敬意を表して、始発駅から乗車しました。 電車前面の行き先が、「北野」になっていますが、「準特急」で行くのは北野までのためのようです。この列車は、北野から各駅停車の「高尾山口」行きになります。 車両は、8000系の10両です。 |
北野駅 ここから各駅停車になり、「高尾線」に入ります。 左に停まっている電車は、「京王八王子」行きの各駅停車です。うまく接続するようになっています。 |
北野駅構内 (車内前方より写す) 「京王線」と分かれていきます。右の複線が京王線で、左の複線が「高尾線」です。 |
北野−京王片倉 間 (車内前方より写す) 京王電鉄の線路は、幅が1372mmという、あまり他では見かけないものです。(井の頭線は除く)(ちなみに、JRの場合、在来線は1067mm、新幹線は1435mmです) |
京王片倉駅 (2枚とも車内前方より写す) 右の写真に写っている電車は、各駅停車の新宿行きです。車両は、7000系です。 |
めじろ台駅 |